クラウドソーシングが引き起こす価格破壊

 

最近、ちきりんさんが絶賛していることでも有名なクラウドソーシングですが

実際にどうなのかということで私も利用してみました。

 

クラウドソーシングとは、ネット上(場合によっては電話やSkypeもあり)で仕事を受注できるシステムであり、数多くのフリーランサーと呼ばれる個人が仕事を請け負い取引が成立、成果物を提出すると報酬が支払われるという何とも便利なシステムとなっています。

 

今回、いくつか登録してはみたのですが有名どころとしては以下のようなところですね。

 

Lancers

http://www.lancers.jp/

Shufti

https://www.shufti.jp/

 

いずれも利用者数が圧倒的に多く、システムも確立されているサイトです。

 

まず第一に自分の専門分野で記事を書こうと思ったのですが、驚いたのはその価格でした。私の場合、通常の業務で1記事1300円~2500円もらっているところをまさかの一記事50円~300円で依頼が来ていました。正直なところ、こんな価格で請け負う人がいるのかなと不安になりましたが、実際には数名の応募者が存在しています。

 

 

そもそも今回クラウドソーシングを利用しようと思ったきっかけが、1記事を仕上げるまでの時間がどんどん短くなっていき、通常2時間で1記事作成できる仕事が、私の場合は45分で1本の記事が書けるようになったため、これだと固定給のサラリーマンより個人のほうが儲かるのでは?と考えてのことでした。つまり、生産性が上がれば上がるほと雇われていると損ではないか?という疑問が浮かんだからでもあります。

 

例えば、労働時間8時間で2500円の仕事を10本仕上げてしまうと一日のサラリーを軽く超えてしまうわけです。そのため、世の中のサラリーマンはどんなに仕事の生産性が上がろうとも、1日のサラリーを超えてしまうと労働者側が損をしてしまうことになります。これをマズイと思った場合は必然的に意図的なサボタージュを行うこととなり、その結果、ネットサーフィンのスキルばかりが上がっていってしまいます。これではダメです。

 

とはいえ、今回のクラウドソーシングで感じたことは驚異的な価格破壊が起こっているために、時給300円もしくはそれ以下で働いてしまう人間が数多くいるということでした。これでは適正価格の市場取引きが成り立たなくなってしまいます。匿名で仕事を請け負う人間に、仕事を頼むというそれなりのリスクを差し引いてもさすがにこれだけ労働者を安く買い叩けばブラッククライアントの巣窟になってしまうではないか、と。

 

クラウドソーシングの大きな問題点はここにあるため、サービスを提供する側がある程度の規制やシステムを導入するまでは、下手に利用できないと感じました。自分の労働力が思いっきり安い値段で買いたたかれてしまうことを良しとしない人は、派遣会社や組織に所属して受注を行った方が良いでしょう。