純ジャパ女子が海外で戦うブログ

生まれも育ちも日本の田舎!純ジャパのアラサー女子が海外で仕事したり恋愛したりの奮闘を描くブログ。ネタしかない人生!

鬱になって初めて、一人で仕事はできないと痛感した

 

これまで海外においていくつか新規事業の立ち上げをしてきたけども、思えばいつも周りに恵まれ、協力し合って成し遂げたことが多かったのかもしれない。いや、絶対そう。

 

というのも、今回初めて海外で、さらにひとりで、まったくのゼロから、オフィスもない状態で新規事業を立ち上げることになってしまった。最初は軽く考えていて、まあうまくいくだろって思ってた。でも最初はやっぱり心細くて、インターン雇いたいですって社長に提案してみたら時期早々すぎるだろ?利益も出てないのに…とちくりと嫌味を言われてしまったので、そこからひとりでやらなければいけないと自分を追い込んでしまった。

 

半年間もの間、ひとりで、カフェを転々としながらビジネスモデルや広告、サービスなどを考えた。色んな取引先も回ってみた。楽しいこともあった。でも、カフェを独りで転々としてもこの国ではパソコンを置いたままトイレに行けないという状況に陥って。恥ずかしながら、気づいたら膀胱炎を2~3回は繰りかえしていた。また、風邪をひくことも多かったし、なんだか気分の晴れない日が続いた。

 

朝起きて、オフィスへ行って、おはようございます、って言える存在がいない。

 

そんな日々が、半年以上もの間続く。

 

たったこれだけであったが、今まで数々の厳しい仕事を乗り越えてきた私の精神状態は徐々に異常をきたしていった。

 

あまりに原因が小さかったから、ある日、朝ベッドから起き上がるのに1時間かかるようになって初めて気づいた。(というか、友達から言われた)

 

自分は鬱なんだ。そうでなくとも、その一歩手前かもしれない。

 

友人のたった一言から、自分の家には幽霊がいるということを本気で信じて眠れなくなった。数週間、毎日誰かに殺される夢を見続けた。寝るときに電気を消せなくなった。パソコンに向かってぼーっとするだけの日々が続いた。でも、社長からの嫌味は続いた。

結局家に住めなくなり、ベトちゃんの家に転がり込んだ。情緒不安定な気持ちを彼氏に向かって際限なくぶつけたり、いきなり泣き出す自分をベトちゃんは怒らずに受け止めてくれた。しかし、それがまた私の胸を痛くした。

 

結局私がとった手段は、日本への一時帰国だった。仕事の相談ができる信頼できる人も周りにいなかった私は、日本でいったんリセットしようと考えた。これは正解だったと思う。そのおかげで冷静に決断をすることができ、割り切ってインターンを採用した。インターンがきてからというもの、たったこれだけのこと、毎日話せる誰かがいること、仕事の件で相談できる人がいることだけで私の精神状態は激的によくなっていった。

 

止まっていた時間が動き出したように、すべてのことがうまくいきだした。今まで寂しいからと言って気も合わないのにつるんでいた友人をすべて断ち切った。その空いた時間で趣味の楽器を再開し、地元のオーケストラに所属してみた。

 

しかし私のビザの期限はもう長くはない。もっと自分を信じていればよかったと悔やまずにはいられない。時々そんなやりきれない気持ちになったりする。人はそれぞれ向き不向きの仕事スタイルが存在するが、私の場合は誰かの協力によって力を発揮し、プロジェクトを成功させることに長けているということがよく理解できたのは大きな収穫だったと思う。

 

ほんの小さなことでも感謝しながら仕事しないといけないなと思った。きっと、これから職場の人間関係で悩むことは少なくなるかもしれない。まったく誰もいない苦しみを味わったので…